たった10回の腕立てふせが出来なくて、ひとり泣いたおじさんの話

新潟県にいたころのお話



みなさん、こんにちは!

単身赴任生活も6年目に突入した、クゥーちゃんです!

 

新潟県は早くも、雪が舞い散る季節となってきました。

※またブログの更新さぼっとるし・・・

 

いきなりですが、ここで同世代の40代に方達に質問です!

 

 

あなたは、腕立て伏せ、10回できますか?

 

 

・・・

 

 

 

 

 

という方は、今回の文章は全く共感してもらえないでしょう。

「腕立て伏せ10回未満」のそこのあなたには、心通ずるものがあったりするかもしれません。

というわけで、今回は単身赴任者の健康管理について書いてみました。

 

流れ的には、前回のブログの続きになります。

ブログも更新しないでおっさんは何をやっていたのか?越後の国から2019ー冬

合わせて読んで頂けたら幸いです。

 

健康診断で惨敗したおじさん

 

今年(2019年)の一月に、俺は遅めの健康診断を受診した。

 

新しい年の初月に「遅め」というのは、いささかの矛盾なのだが、俺は去年の健康診断を受けていなかったのだ。

 

前勤務地である長野県の事業所の突然の閉鎖により、当初予定されていた年一回の定期健康診断が延期になり、忘れたころに会社から受診するよう通知が来たというわけ。

 

本来なら、「○○健康教会」とかいう財団法人が事業所まで出張して来てくれて簡単に事済むことが、新潟市内にある財団の「本拠地」までわざわざ出向いて受信しなくてはならない。

 

今さら、面倒くせ~な、と思いつつ、貴重な休日を使って行くことにした・・・

 

この月から「パチスロの期待値稼働」をスタートしていた俺は、思うような結果が出ていなかったこともあり、こんなもの早く終わらせてホール(パチンコ屋)へ向かわなければというイライラを抱えつつ診断を受けたわけだが、それ自体はものの45分くらいで終わってしまい、いささか拍子抜けしてしまった。

 

さすが、本拠地!

 

検査の段取りが半端なく良いのである♡

 

おまけに毎年憂鬱になるバリウム飲んで検査するあれ(胃の検査)がない・・・

ラッキー!と思いつつ、受付の若い女性が絵に描いたような新潟美人だったので、念のために聞いてみた。

唐突な俺の質問に、少し眉間にしわを寄せながら、検査カルテに目を通す新潟美人・・・

 

そのしぐさが超絶(ちょうぜつ)可愛い・・・

 

新潟美人は俺の書類を再度確認してくれ、丁寧に、そして笑顔で返答してくれた。

 

「○○さまの健康診断には胃の検査は含まれておりません。これで検査は終了となります。
お疲れ様でした。」

 

後から会社の同僚から聞いたのだが、バリウム検査(胃部レントゲン)は昨年からなくなったそうだ。理由は血液検査でほとんどのことが分かるかららしい。
※とかいって単なる経費削減だったりして・・・

 

とにもかくにも、バリウム飲まなくてラッキー!新潟美人とお話できてラッキー!

 

ダブルラッキーに気分を良くした俺は幸せな気分で、いそいそとホール(パチンコ屋)へ向かったのだった・・・

 

それから約1か月後のある日、出勤すると、総務部の女性が自分のところにやってきた。

 

「あの、これ、健康診断の結果になります」

 

新潟美人というよりは、新潟かわい子ちゃん的な?女性はなんだか申し訳なさそうに健康診断の結果を俺に渡し、足早にその場を去っていった。

 

渡された結果には、中が見えないように折り曲げられたA4サイズのプリント用紙がホッチキス止めされている・・・

 

(⦿_⦿)???

 

なんじゃこりゃ?

なんだか、悪い予感がした・・・

おそるおそるプリントを開ける・・・・

 

 

要再検査!!!

 

 

そこに書かれていたのは、再検査を受けて会社に報告しなさい!とのお知らせだった。

 

 

( ̄▼ ̄|||)!!!

 

 

慌てて結果が載っている用紙のミシン目を乱暴に破り目を向けると、そこには血液検査をはじめとする各項目において、前回の検査から著しく悪化した俺の健康に関する数値の羅列があった。

 

中でも際立って悪化していたのは肝臓(肝機能)の数値であり、再検査の要請はこの項目のことだと瞬時に理解した。

 

身に、覚えはあった・・・

 

新潟県は・・・

 

日本酒が旨い!ウマすぎる!

※さすが、天下の米どころだぁ!(*´∇`)ノ

 

あの頃の俺はどんなに頑張っても、高すぎる自部署の営業予算を達成できないことに日々ストレスを感じていた・・・

 

日本酒ウマすぎる新潟県×ストレスフルな僕ちん=飲みすぎて肝臓破壊したダメダメな僕ちん

 

理路整然、自然の摂理、宇宙の真理、

 

要するに、

 

なるべくしてなった当たり前の結果・・・

 

あぁ、俺はなんて馬鹿なんだろう・・・

仕事のストレスで体を駄目にするなんて愚か者の極みだよ・・・

 

かくして、俺は健康診断において惨敗したのである。

 

再検査を受けて、病院をたらい回しにされたグルグルおじさん

 

健康診断の結果を受け取った日の夜、実家の奥さんへ電話をした。

 

奥さんは、

 

死にたくなかったら、お酒やめな!ついでに煙草も!

 

普段は菩薩のような慈愛に満ち溢れた奥さんも、この時ばかりは厳しかった。

 

言葉に詰まり何も言い返せなかったのを憶えている・・・

 

全ては自業自得なのだ。すぐに労災指定の病院で予約をとり、再検査を受けた。

しかし、再検査を受けた病院の主治医からは、傷心した俺の心の傷口をさらに広げるショッキングな事実を知らされることになる。

 

頸部(けいぶ)超音波検査という、脳に入る動脈の状態を調べる検査で異常が見つかったというのである。動脈にプラーク(血管壁に見られる隆起したかたまり)というできものができており、症状が進めば脳梗塞の危険性があるという。医師からは、脳外科での診察を受けるよう強く打診された。

 

すぐに近くの脳外科で、診察を受けることにした。脳外科での診察なんて人生で初めての経験であったが、それに加え人生初のMRI(磁気の力を利用して臓器や血管を撮影する)検査を受けることにもなった。

 

 

ビィ~ビィ~ビィ~ビィ~

 

 

 

 

 

検査終了まで脳内に響きわたる耳触りな音に頭がおかしくなりそうだった。

 

検査の結果を受けて医師が言ったことは、

 

「うーん、確かに画像にはプラークらしきものが確認できるのですが、・・・・え~、紹介状を書きますので一度大きな病院で検査なさってください」

 

俺は心の中で叫んだ!

 

あんた、専門医だろ!なのになんで分かんないの?あんた本当に医者か?

 

この病院の初診料と検査料金だけで1万円近く払ってんだぞ!それなのに、他へ言ってくださいって・・・いくらなんでもそれはないだろう!庶民なめんなよ!こいつは、医者ではなくだたの詐欺師だ!間違いない!

 

やるせない怒りを抱えたまま、数日後、紹介された総合病院で仕方なく診察を受けることにした。

 

新築で巨大、無機質で真っ白な建物・・・
ごったがえす人(患者)の群れ・・・
世の中には、体のどこかを患い、病んでいる人がこんなにもいるのだ・・・

 

そんな世界と無縁だった俺は改めて実感した・・・

 

診察自体は予約制だったので、スムーズに終わったのだが、出された結論は、もう一回MRI検査を受けろというもの・・・もう、わけわからん。しかも検査は約一カ月後だそうだ。患者が多すぎて予約が一杯らしく、その日しか空いてないのだそう。その日をキャンセルすれば、もっと先になるという。

 

大病院の理不尽さは町医者をはるかに圧倒していた。

 

こっちは客だぞ!いや、患者か、でも金払ってんだから、こっちの都合も聞いてくれても・・・と、遠慮がちに心の中で困惑していると、

 

「本当、ごめんなさいね」

 

新潟美人ナースが、申し訳なさそうに俺に謝ってきた。俺より明らかに年下の彼女は、随分大人びて見えた。医療現場の厳しさが彼女をそうさせているのだろう・・・

 

総合病院の理不尽さは、はるかにキャパオーバーしている患者の数が原因なのだ。どうしようもない「やるせなさ」を抱えているのはきっと彼女達のほうに違いない。

 

指定された日は仕事だったが!有休休暇をとって検査を受けることにした。もう、なんでも言うとおりにするから、この「病院たらい回し無限ループ?」を早く終わらせてくれ!

 

そんな心境だった。

 

この日、主治医と数分間お話をするだけで初診料が2500円ほどかかった。

 

次に検査を受けたら、たぶん追加料金7000円くらいもっていかれるだろう・・・
医療費三割負担で、これかい!パチスロで稼いでいてもなんもならんわ!

 

その刹那、俺は悟った。

 

不健康とは、人生における時間と金の壮大な浪費である、と。

 

たった10回の腕立てふせができなくて泣いた夜

 

病院をたらい回しにされ、検査も先送りにされた俺の心情は不安でいっぱいだった。

 

こんな気持ちのまま、検査までの一カ月間を過ごしたくないし、メンタルも保てそうにない・・・もっと前向きになりたかった、要は今より健康になればいいだけのことなんだ・・・

 

ネットやら本で「健康になる方法」を片っ端から調べた。

 

辿り着いた結論は、「食生活を改善し、体を鍛え健康を取り戻す」ことだ。

 

まさに王道・・・いろいろ調べたって結局そこに行き着くのだ。

 

検査が一カ月先ということは、俺の健康状態に「赤信号」は灯っていないはず。一刻を争うなら、こんなのんびりしたスケジュールではないのだろう・・・

 

健康状態を「黄信号」から「青信号」へ戻す!。

 

物事を決意して始めるときは「1,2,3.ハイ!」で始めるといいという。早速俺はその場で「腕立て伏せ」をしてみることにした・・・

 

1,2,3.ハイ!

 

・・・・7回したところで、床にうずくまった

 

・・・涙が出た。いい年したおっさんがひとり、静かに泣いた。

たった10回もできないなんて・・・情けない・・・

 

最後に腕立て伏せをやったのはいつなんだろう、思い返してもここ10年は記憶に残っていない。ひょっとしたら、高校卒業以来じゃないのか?幼いころから体を動かすのが好きで、体育の成績は常に5だった・・・二十数年という長い年月をかけて俺は俺自身で俺の体をダメにしてしまったのだ。

 

そんなことを考えていたら、五体満足で生んでくれた母親に申し訳ない気持ちで一杯になった。

 

失った時を、嘆いてもなにも始まらない。悔しさと後悔をバネに前へ、前へ進むのだ。

 

 

 

おじさんの頭の中では、映画「ロッキー」のテーマソングが流れていた。

 

こうして、肉体改造と食生活改善の日々がはじまった。

 

再検査と定期健康診断に向けて

 

リベンジだ!

 

その時、俺は猛烈に「燃えて」いた。

 

再検査までに少しでもマシな健康状態に戻すということが大前提にあったのだが、その1か月後に、今年の定期健康診断があることを知ってしまったからだ。

 

必ず、健康診断でいい結果を出してやる!

 

もう、こんなに情けなく、煩わしい思いを抱えて毎日を過ごすのは御免だった。

 

自宅では毎日、プッシュアップ(腕立て伏せのことを最近はこう言うのね)とクランチ(腹筋)、そしてプランク(体幹トレーニング)を毎日少しづつ回数と時間を増やしながら続けた。

 

食生活は野菜と魚中心に、肉類は鶏肉と豚肉を意識的にとり、炭水化物の摂取は一日一回を心掛けた。炭水化物を一切絶つ「糖質制限」も考えたが、良くない噂も耳にしたのでやめておいた。何事においても偏った方法というのは、後々ツケが回ってくるというのが世の常。バランスが大切なのではと考えたからだ。

 

お酒に関しても然り。始めは「休刊日」を設けて、少しづつ摂取量を減らしていく方法を取った。やせ我慢しても逆にストレスを溜めてしまい長続きしないのは、これまでの人生で身に覚えがあった。

 

仕事の日の昼休みは、近くのコンビニやスーパーで買ってきたカット野菜をドレッシングもかけずにバリバリ食べている俺の姿があった。きっと休憩室では、「ちょっとイカれてるイタイおっさん」みたいに女子社員達から囁(ささや)かれてに違いない。

 

ほとんどが、ネットからの受け売り情報だから、効果があるかはわからなかった。でも、やってみなければそれすらわからない。今の俺には全てがやらないよりはましなことだから・・・

 

自分を追い込むためにトレーニングジムにも通い始めた。近くにある市営のジムだ。

 

そこには確かな意志をもって自分の体と向き合う人々の姿があった。パチンコ屋で不毛に人生の時間を浪費している養分な人達とは雲泥の差だ。皆それぞれ、なにかしらの目標を持って努力している。

 

重そうなバーベルを軽々とベンチプレスしているスーパーサイア人なおじいちゃん、開脚して胸までぺったり床に着くキュートなおばぁちゃん、それ以上鍛えて、あなたは北斗の拳のケンシロウになるつもりですか?と突っ込みいれたくなるようなお兄さん、これ以上スタイル良くしてどんだけ悩殺したいんですか?とお伺いたててみたい新潟美人なお姉さん、本当、みなさん素晴らしくて眩しすぎた。

 

あぁ、なんで俺はこんなに素敵な世界をもっと早く知ることができなかったのだろう・・・

 

そう思いながら、ジムの隅っこで恥ずかしそうにプッシュアップをしている俺がいた。

 

決戦の日(健康診断)

 

あれから2か月が過ぎ、俺は定期健康診断当日を迎えていた。

 

約一カ月前に予定通り再検査(MRI)を受けた。

 

あの耳触りなMRI検査の結果は、「異常所見なし」であった。担当医師によれば、検査の結果を見る限り「脳梗塞」「隠れ脳梗塞」の心配も現状ではないという。この病院での診察はあっけなく終了となった。

 

しかし、生活習慣の改善のために、最初に診察を受けた病院へ手紙を書くから通院しなさいと言われ封筒(紹介状)を渡された。

 

冗談抜きに「病院たらい回し」だわ(笑)

 

でも、もう結構です・・・

 

検査料金(予想通り約7000円)の支払いを済ませ病院を出た俺は、その手紙の入った封筒を迷わずごみ箱へ捨てた。

 

あれから、一カ月たった今も、自分へ課した筋トレや食生活を継続している・・・

 

そして、いよいよ今年の定期健康診断を迎える・・・

 

決戦じゃあ!

 

良い結果を残すために、この一カ月は完全に禁酒をした。診断当日は休暇をとり、少しでも血流を良くする(血圧を下げる)ために、ジムで1時間ほど汗を流してから診断会場へ向かった。

 

この事業所で、ここまで健康診断に燃えている馬鹿な奴は、俺以外いないだろう。

 

それでも俺は欲しかったのだ!

 

「健康」の二文字が・・・

 

自分の体ほど正直に答えてくれるものはない

 

決戦から、一カ月後、

 

その日出勤すると、健康診断の結果は無造作に自分の机の上に置かれていた。

心の準備もできていなかった俺は、少々面食らてしまったが、瞬時にあのおぞましい「要再検査」のプリントがホッチキス止めされていないことに気が付いた。

 

勝った、たぶん俺は勝った!

 

健康診断に「勝ち負け」なんてないのは十分承知していたが、この3か月の間に自分のしてきた、自分なりの努力を考えると、そう思わずにはいられなかった。

診断結果のミシン目を丁寧に破り、結果に目を通した。

前回の検査結果と今回の検査結果を比較した表を作ってみた。

 

 

結果、全ての数値において改善することができた。

※身長が8ミリ縮んでいるのが、気がかりだが・・・

 

肝機能検査で2項目基準値を超えてしまったが、前回の数値から見れば、それでも大幅改善に値する。やはり3か月程度の努力では、完全な健康体に戻るのは不可能ということだ。やはり地道な生活習慣の改善と継続が大切なのだろう。

 

それにしても、久しぶりにすがすがしい気分・・・

 

心なしか体が軽い・・・

 

自分の体ほど素直に、正直に答えてくれるものはない。

それは、とてもシンプルで簡単なことなんだ。

そんな真理が、思考を超え、感覚として自分の頭に浸透してきた瞬間だったように思う。

 

エピローグ

 

早いもので、今年(2019年)もあと一カ月ほどで終わりを迎える。

 

現在も俺は、週に2~3回のジム通いを続けている。

 

「健康管理のためのトレーニング」はいつしか「カッコいいおじさん」になるための自分磨きに変化していた。

 

何歳になっても、カッコよくなりたいと思って努力を続けることは大切なことだ。

目指す「カッコ良さ」に比例して「健康」という二文字も手にすることができるなら、

やらないよりやったほうがいいに決まっている。

 

そんなおじさんの野望を誰も止めることはできない。

 

新潟美人の皆さんに少しは振り向いてもらえるよう、おじさんはばく進中なのである。

 

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