勉強しろと言わなくなったら、志望校に合格した次男君の話

ただの日記です!

 

突然ですが、みなさんのご家庭には受験生はいらっしゃいますか?

 

こんにちは!

この春、高校受験を終えた受験生がいた父親、

クゥーちゃんです。

 

同じ境遇の方は、この時期なにかと心配事が多く、落ち着かない日々を
過ごされていたと思います。

 

我が家の受験生は中学3年生の次男君でしたが、この春、なんとか第一志望の高校に合格することができました。

 

今回は受験生を持つ父親として子供と共に過ごした日々を、自分なりに振り返ってみよう思い、筆をとりました。

 

たいして参考にならないと思いますが、よかったら読んで下さい。

 

勉強が出来なかった次男君

我が家の次男君は勉強が大の苦手で中学2年までの通知表の成績は、ほとんどが2で3が一つか二つと散々な成績だった。

 

当時、この状況に親として大変危機感を感じていたのを憶えている。

 

我が家は自分が単身赴任の二重生活いうこともあり、とてもじゃないが私立高校に行かせる余裕などない。

なんとしてでも公立高校に入ってもらはねばと思い、基礎学力がつくように参考書を買い与えてみたり、時間を決めてスカイプで次男君の勉強を監視したりした。

 

まぁ、長続きしなかったのだが・・・

 

奥さんとも相談し、塾にも通わせた。勉強のできない子対象の個別指導塾だ。

勉強のできる長男君にも次男君の勉強をみてもらったりした。

 

しかし!

 

次男君の成績は一向に上がってこない!

 

塾のほうも先生と合わないらしく、結局はやめることに・・・

父親としては、はるか彼方(新潟県)から途方にくれるしかなかった。

 

ある時、奥さんに次男君のことを相談したところ、こんな言葉が返ってきた。

 

「次男君はとっても頑張っているよ。でも、あの子は勉強ができない子なんだよ!そういう子なんだよ!」

 

「はぁ?」

 

そんな言葉に納得できるはずない。

 

俺からしてみたら勉強なんて、するかしないか?の問題であってオール3くらいの成績をとるくらいなら普通に勉強してしていればできると思っていたからだ。

 

奥さんは続けてこう言った。

 

「そういう(勉強がどうしても駄目な)子はいるよ!」

 

「そ、そうなんだ・・・納得しきれねーんだけど・・・納得するしかないのか・・・」

 

「うん、うちの学校にもいっぱいいるよ!」

 

・・・ここでカミングアウトするが、

俺の奥さんは、・・・

 

 

学校の先生だったりする・・・

(¯―¯٥)

 

 

実は、奥さんは国語の先生で、非常勤講師としてあちこちで教えている教育者なのだ。

 

ここで、断言するが、教師の子供が勉強ができるという図式は必ずしも成り立たない。

 

例えが大げさだが、一流のプロスポーツ選手の子供が、同じ道を進み必ずしも一流になれるわけではないのと同じことだ。

たしかに長男君は、母親のDNAを継いでか、中学生のころ国語の成績が学年で一番だった。

それでも彼はそれ相応の努力をしていたと思う。その子供が、いくら親から素質を受け継いでいたとしても、結局は本人の自覚と努力次第なんだと思う。

二人とも俺の余分な?DNAも入っていることだし・・・

 

ま、でも、

 

教師である奥さんがプロの目で我が子のことを、そう言うのだから納得できなくてもするしかないのだろう・・・

 

「次男君は自分なりに頑張っているんだから、信じてあげようよ!」

 

 

 

 

 

 

 

あんた、どんだけ菩薩(ぼさつ)なんだよ!

もはや母親の愛の領域を凌駕(りょうが)してるんですけど・・・

 

そんな思いを心にしまいこんで、俺は、

 

「そだね。」(¯―¯٥)

 

と短く返答した。

そして、

 

次男君に勉強しろしろ!と言うのは、もうやめようと静かに誓った。

 

自分でやらなければならないと心の底で分かっていたり、出来ない自分にコンプレックスを感じている時って、他人からしつこく言われるとムカついたり急にやる気がなくなったりしません?

 

「自分が子供だった頃もそうだったな」と、ふと思い返した。

 

大人になった今でも、会社の上司から仕事に関して言われるおせっかいなことって、気持ちいいくらいムカつきますよね?

 

「そんなこたぁ、言われなくてもわかってるよ!馬鹿野郎!わかっていても出来ない俺のもどかしさを、ちったぁ考えろ!」

 

 

「ボケが!」

 

 

こんな風に叫びたくなることって、誰にでもあるはず。

 

結局、相手のことを思いやらない利己主義的な言葉って、相手のためにならないし伝わらないんだよな。

 

そういう行為って、なんだか無償に格好悪いことにも思えたし、俺は格好いい大人でありたいし親でありたい!

 

筋が通っているのかいないのかは分からんし、親として無責任なだけかもしれんが・・・、

 

ここは、次男君の自主性に委(ゆだ)ねて見守ってみようかと・・・

そう、誓ったのだった。

そうと誓っても、父親として、してあげられることはしようかと・・・

 

次男君の可能性を信じて、黙って見守る決意をしたのだが、

親として、大人である自分の利を活かして、我が子にしてあげられることはないかといろいろ模索してみることにした。

そして辿り着いた結論が、

 

志望校選び!

 

「子どもの意思も尊重しないで」とお思いになる親御さんもいらっしゃるかと思うが、我が子のことを一番理解している親が、少しだけ我が子よりも世間を知っているこの俺が、その子の身の丈に合った学校を選び導いてやることは、この世の中を少しだけ先に進んでいる人生の先輩として、彼にしてやれる最善なことなんじゃないかと思えたからだ。

 

次男君は勉強はできないけど、「マインクラフト」というゲームが大好きでとても上手い。

 

そのおかげでパソコンに関しては親の俺よりも詳しくなって、ユーチューブでゲーム実況のチャンネルを立ち上げて、動画を投稿するまでになっていた。

こっそりチャンネル登録して、時折り動画を観たりしていたのだが、次男君の投稿した動画の中には再生回数一万を越す動画もあり、正直驚いた。

 

俺のブログよりスゲーじゃないか!悔しいけど・・・

 

そんな次男君の動画を観て、この子には専門的なことを学べる学校が合っていると確信した。

そこで、もう少し成績を上げれば受験可能な「情報学科のある工業高校」を探しまくることにした。

在校生の口コミが載っているサイトなんかも参考にしたりした。

ネットで在校生の生の意見が聞けるなんて、いい時代になったもんだ。

 

いろいろ調べた結果、次男君の学力で現実的に受験できる評判の良い公立の工業高校を一校見つけることができた。

 

やはり、子どもというのは親の言うとおりにはいかない生き物だ

 

さっそく次男君に俺の選んだ高校を進めてみたのだが、返ってきた答えは、

 

 

俺、普通科に行きたい!※女子率高いからか?やっぱ?

 

 

なんですと!

 

 

 

 

俺の心の中は、ボクシングを勧めても振り向いてくれないジョーに対してもどかしさを感じる丹下団平ばりに動揺していたのだが、ここで感情的になっては本末転倒というもの。

 

「そ、そうか、でもこの高校は良い学校だと思うから考えておいてくれよ!」

 

とクールに答えておいた。

 

この時の心配をよそに、結果的にこの工業高校を受験することになったのだが、中学校の先生も次男君の素性を見抜いていて、どうやら本人を説得してくれたらしい。感謝である。

 

受験前夜・・・

 

志望校が決まってからも、「見守る」ことを貫いてきた俺だったが、志望校の受験が差し迫った夜、次男君と電話で話をすることにした。

 

長男君の受験前にもしたことだ。

 

これまで数々の試験と言う名の「関門」に向き合うことを余儀なくされてきた人生の先輩として、アドバイスをしようと思ったからだ。

 

上手くいったとか、いかなかったとかを差し引いても、父ちゃんもこの歳になるまでにいろんな修羅場を経験してきたかんね。

 

「緊張して当たり前、適度の緊張は必要である」
「試験会場で緊張しているのはお前だけじゃない。周りも同じだ」
「分からない問題に固執するな。解ける問題から確実にやれ」
「面接では、格好の良い言葉よりも自分の思いや熱意を面接官に伝えろ」

 

結局、マニュアル本に書いてあるような当たり前のことしか言えなかった。

 

けど、

 

親である俺が自分の肉声で伝えることに意義があると思ったし、それはそれで十分ありなのだ。

 

数分間、ありったけの激励をして電話を切った。

 

次男君は黙って聞いていたが、最後に「ありがとう、頑張るわ」とだけ言った。

 

後は、次男君が本番でベストを尽くしてくれることを祈るのみだ・・・

 

合格発表の日

 

合格発表の日は本当に落ち着かなかった。

 

学科試験の出来に関して、次男君本人は自信がなかったようだった。自己採点もどうやら合格ボーダーギリギリらしい・・・

 

合格発表前夜、長男君とそのことを話していると、

 

「お父さん、自己採点はどうしても自分に甘く(都合よく)採点しがちだから、実際の点数は自己採点を下回ることが多いんだよ、結構ヤバいかもしれないよ」

 

と言われてしまった。

ほんと、憎たらしいくらい冷静で論理的な子だなと思っていると、

 

「やめてよ!今さらそんなこと話しても試験はもう終わったんだから!」

 

と、奥さんに怒られてしまった。さすがに奥さんもナーバスになっていたのだろう。

 

集中しきれないまま午前中の仕事を終え昼休憩になり、オフにしていたスマホの電源を立ち上げた。合否は奥さんからのラインで知らせる約束になっていた。

 

スマホが立ち上がると、既に奥さんからの連絡が入っているようだった。

 

軽く深呼吸しラインのアイコンをタップする・・・

 

 

「本命高校合格しました」

「えら~い!」(ペンギン?のスタンプ)

 

 

その瞬間、脱力感が体全身を襲った・・・

 

「よかった・・・よかった・・・」

 

たぶん、独り言をつぶやく不審なおっさんになっていたと思う。

 

他者の成功を心の底から祝福できるようになったのは、いつからだろう・・・

 

きっと・・・人の親になってからだと思う。

 

後日談

 

俺が次男君に勉強しろと言わなくなってから、彼は彼なりに相当頑張ったんだと思う。

 

3学期の土壇場になって成績はオール2からオール3へ上がっていたし、その努力のかいあって学校から推薦をもらって入試に臨んでいたのだ。

 

結果的に合格だったのだが、実は推薦入試には落ちて一般入試枠での合格だった。

 

最近はこういう詳細が受験した高校から中学校へ報告が行き、確認できるとのこと。倍率は40名の合格枠に対して志願者が90名以上、実に2.25倍以上だった。

 

愛知県下で偏差値の高いトップクラスの普通科高校よりはるかに高い倍率だ。

 

40名の定員の内、20名は推薦で決まってしまうのだから残りの20名に入れたことは、親の立場からすればちょっとした奇跡に近い。

 

他人からみれば、「大した偏差値の学校に合格したわけでもないのに」と鼻で笑われそうだが、そんなことはどうでもいいのだ。達成感や満足感なんて、それぞれに違うわけだし、今の時代「幸せを心の底から実感できること」が最強なのだ。

 

実際、今年は工業高校などの専門校の人気が高かったと教師である奥さんから聞いた。

 

中途半端な偏差値の普通科高校へ行かせ、大学を出て就職するよりも、専門性の高い学校で学ばせて、「社会の中でつぶしの効く人材になったほうがいい」と考える親が昔よりも増えたのかもしれない・・・

そんなふうに自分勝手に憶測を走らせたりもした。

勉強しろと言わなくなったことが、彼の自発性や危機感を目覚めさせたのかもしれない・・・

ひょっとしたら逆に「無言のプレッシャー」となって彼を苦しめていたのかもしれない・・・

 

親として自分のしたことを肯定する気はさらさらないが・・・

 

とにもかくにも、

 

勝てば官軍!

 

合格したのだから、

 

自分の好きなこと、興味あることに没頭して、後悔のない人生を積み上げていってほしい・・・

 

少年から青年に成長してゆく次男君を、これからも見守っていこうと思います。

コメント

  1. よし より:

    はじめまして。
    この6月から単身赴任となりまして、同じような境遇の方がいないかと検索してたどり着きました。

    まだ1か月で、慣れない(というか、慣れる様子も無い)ですが、頑張って行きたあと思います。

    もしかして、単身生活終了で更新がないのかも共に考えましたが、内容的に参考になるので、コメントさせていただきました。

    よろしくお願いします。

    • クゥーちゃん より:

      コメントありがとうございます。こんなブログでも読んでいただき感謝です!

      ブログの更新が滞っており、ダメダメな自分自身を反省しております。

      書かなかった(書けなかった)理由も含めて8月からは極力書いていこうと思っております。

      時々、当ブログに立ち寄っていただけたら幸いです。

      単身赴任生活、私も継続中です!

      よしさんも、いろいろと大変かと思いますが、お体に気を付けて頑張って下さい。

      お互い頑張りましょう!

      • よし より:

        返信ありがとうございます。
        自分のコメント読み直すと、誤字激しいですね。笑

        本日は、自宅より移動中です。
        やはり自宅が良いですね。

        私の場合、京都から三重と、赴任先まで比較的近いので、いかに安い交通費で毎週帰宅するかを考えています。

        きっと、私より離れていて大変かと思いますが、頑張りましょう。

        ちょこちょこブログ拝見します。
        今後ともよろしくお願いします。