クゥーちゃんです。
さて、
転勤先の長野県での住家も無事決まり、後は引っ越しを待つだけになりました。
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さてさて、
今回の私の転勤には一体何の意味があるのだろうか?
(⦿_⦿)???
荷造りをほぼ終え一息ついた時、ふと頭をよぎったサラリーマンの転勤について、
今回は書いてみようと思います。
会社が社員を転勤させることの意味とは?
まず始めに、
転勤や異動によって、人を動かすことには必ず根拠があります。
資本主義社会に存在し、日々営利を追求する企業においては
その企業活動を現状よりも効率良くし、より利潤を得やすくするために
配置転換、すなわち人事異動を行うのです。
よって転勤が意味するものは、二通りに分類することができます。
1.栄転
「栄転」とは異動や転勤によって、社内での地位が上がったり、自分の希望する役職に就くことができた時に使われる言葉です。
2.左遷
「左遷」とは移動や転勤によって、社内での地位が下がったり、自分の希望しない役職に就かされた時に使われる言葉です。
まぁ、「栄転」の真逆ですね(笑)
ちなみに「左遷」の語源は中国の漢語からきています。
中国では右を尊んで上位とし、左を下位としたことから、朝廷の内官から外官に下げられたり、中央から地方へ移されることを意味していたようです。
転勤は大きく分けて「栄転」と「左遷」の2種類に分類されると思うのですが、
クゥーちゃんの独断と偏見でもう一つ追加させていただこうと思います(笑)
それは、
3.横すべり(造語)( ̄~ ̄)
「栄転」にも「左遷」にも属さない転勤を意味する。社内での地位はそのままで、自分の希望する部署に行ける場合もあるが、その逆も起こりうる。転勤させられる要因は、自分以外の外部環境の影響が大きい。
具体的には自分と同等の職位にある者が会社を退職していまい、その穴埋め要因として転勤させられたり、病気による休職や出産・育児勤務による勤務時間減少など、他者都合によって転勤させられることをいう。
この通称「横すべり転勤」ですが、クゥーちゃんの会社を見渡しても、
最近、増えてきているのでは?と思います。
要因としては、
・うつ病による休職者の増加
・働き方改革による労働時間の減少
などが上げられると思います。
クゥーちゃんもこの「横すべり転勤」を今までに2回経験しています。
きっと、
クゥーちゃんのように、メンタルも強く?全国どこでも転勤しますよ~なんて言ってる総合職の社員は「横すべり転勤」の格好の的になるんでしょうね。
それでは、今回の転勤って一体なんだったのでしょうか?
転勤の意味とは自分で見つけるものなんです!
今回の転勤を、自分自身で解釈するならば
ズバリ!
横すべり型の左遷です!
(゚Д゚;)ナンダソレ?
まず、なぜ左遷なのか?ですが、
実は今回、赴任する長野県は社内ではとても不人気な地域です。
不人気の理由として、「寒い」・「田舎」・「(自社の)売上が低い」などがあります。
長野県へ転勤させられる人=「左遷」という図式が社内に漂っているのです。
実際、長野の事業所の売上は、静岡の事業所と比較して3分の一しかありません。
長野県への転勤が決まった後、周りの社員たちは、
「あいつは、寒くて売上規模の小さい長野県へ飛ばされた!」という同情目線で僕に接してきました。
同僚A「まぁ、腐らずにがんばってください、そのうち戻ってこれますよ」
同僚B「本当に寒いところに行っちゃうとは!がんばってね、寒いけど」
まぁ、行き先が長野県と聞かされた瞬間から、今回は左遷だなって自分でもわかってはいたのですがこうもあからさまに激励?されると、いくらメンタルの強靭なクゥーちゃんでもさすがに効きますよ。
ただ、冷静になって考えれば、うちの会社の認識において「長野県」が左遷先であるだけで、
「長野県」という地域やそこに住む人々にとってそんなことは全く関係ないことなんです。
同僚たちの言葉を聞いていると長野が無能な人たちの溜り場に聞こえますが。
そういう色眼鏡で「長野県で働くこと」をうちの会社全体が考えているのならば、それはむしろ「長野県に住む人たち」に対して大変失礼なことではないかと・・・。
そこに事業所があるかぎり、誰かがそこで働くわけですし、それが今回自分になっただけだと思えば気持ちも楽になります。
また、幸いにも、転勤に伴う職位の降格はなくお給料が減ったわけではなかったので、
横すべり型の左遷と自身が解釈したわけです。
転勤になった時の意味なんて、自分で見出せばいいのではないかと思います。
左遷のススメ?時には左遷?
では、何故、クゥーちゃんは左遷になったのか?
実は自分自身に身に覚えがありました。
転勤の内示を所長から聞いた時に、こう言われました。
所長「君、上司の○○君とうまくいってなかったでしょ?」
(;゚д゚)アッ….
クゥーちゃん「転勤の理由はこれか!」
直観的に感じました。
確かに直属の上司とは、仕事上の意見が合わず最近はうまくいっているとは言い難い関係でした。
一概に左遷と言ってもさまざまな理由があります。
・自分の失敗や能力不足による左遷
・会社の教育プログラム上、意図して行う左遷
・上司や同僚との関係がうまくいってない場合に行う左遷
などです。
左遷と聞くと絶望感が漂う言葉に聞こえますが、いずれの理由にしろ左遷というのは
環境を変え再出発するきっかけになることは間違いありません。
クゥーちゃんの場合も直属の上司がパワハラ系で、
「この人とは、これ以上一緒に仕事したくない」
と感じていましたので、
左遷であっても、この上司とお別れできるのだから、それはそれで良かったのではないかと思うことにしました。
こんな感じで書いていると、転勤を左遷とか栄転とかって色付けしているのは、自分自身の心の問題であって、その転勤がどのような内容であれ、それ自体は大した問題ではないのではないかと思えてきます。
大切なことは転勤後の自分の未来であり、今後の自分自身の生活や環境をより良いものへ充実させていくことが、重要なのでないかと・・・。
今後の自分の意識や行動次第で、
左遷から栄転もありえますし、
栄転から左遷もありえます。
人間が成長するためには、変化する必要があります。
左遷という名の転勤で反強制的に変化するきっかけを与えてもらったと考えれば、時には左遷もアリなのではないでしょうか?
当事者である自分自身と、この秋の異動で同じような境遇にあった方達に向けて、
今回は書いてみました。
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